ルース・アズール
新録音を含む全曲リミックス再発売不思議な石サヌカイトと共にピアノ・ヴィオラ・ウード・ヴォーカル 五人のメンバーが織りなす色とりどりの調べ新しい音世界を創り出します。
この世界的にも稀有な楽器「サヌカイト」を、私なりに紹介できたらと、常々考えていた永年の夢がようやく一つの形になったのです。
私の『サヌカイト』への強い想いと新しい試みに快く賛同いただいた作曲家の喜多形くん、西村さんには、「サヌカイト」の、あらゆる可能性を彼らの視点から引き出していただきました。またレコーディングに参加してくださった素晴らしいミュージシャンの友人たち。
彼らも世界初のサウンドに戸惑いながらも、それぞれの素晴らしい色を音にかえてくださいました。
最後になりましたが、宝物の「サヌカイト」を惜しみなくご提供くださり、私のわがままを広く静かに受け入れてくださった、このルースアズールの産みの親である前田宗一さんに、この場をお借りして心より御礼を申し上げます。
このルースアズールの音楽が、どこまでも遠く、また近くで響きますように。
「サヌカイト」を通じて世界中に笑顔が増えますように、信じてやみません。
小松玲子 2009年12月 サヌカイトSANUKITEは、1300万年前の火山活動で誕生したガラス質の安山岩で、香川県坂出市の金山や五色台周辺で産出されるものです。
その音色は、人間の耳が聞ける音域2万ヘルツをはるかに超える約100万ヘルツに達します。世界最高峰の高周波音を発する“石の楽器"です。
今回の録音では、円柱形で中を2重にくり抜いていて長い余韻を持つ「SOU」とグロッケンの様な石琴「KIN」を使用しています。
《アーティストについて》
LUZAZULメンバー略歴
■小松玲子 Reiko Komatsu(サヌカイト・パーカッション) 香川県出身。
東京藝術大学卒業。よんでん文化振興財団奨学生。
竹により空間を演出する芸術家グループと共に、メルボルン芸術フェスティバルで1ヶ月間公演。
ボルドー音楽祭、福井音楽祭、北九州音楽祭等に参加。
全国育樹祭で皇太子ご夫妻前でメタセコイヤソロ演奏。
劇団四季「壁抜け男」初演に参加。
バンブーオーケストラジャパンメンバーとしてコスタリカ世界竹会議招待演奏。クールジャパンプログラムにてパリユネスコ国際会議場で演奏。
「パーカッションミュージアム」「レチスマック」「soh la」にてCD発売。
劇団「地下鉄劇場」音楽制作。
東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師を経て、 東邦音楽大学付属第二高等学校非常勤講師。
高松市観光大使。「LUZAZUL」リーダー。
自身のソロアルバム2枚を発表し精力的にコンサートを行っている。
■北方寛丈 Hirotake Kitakata(作曲 編曲 ピアノ) 石川県出身。
作編曲家ピアニスト。
幼少期から音楽に囲まれた環境で育つ。
ジャズやポップスを独学で習得。
劇団四季ソングアンドダンスシリーズや三谷幸喜氏のミュージカルなどでキーボードコンダクターやアレンジャーとして参加。
「全国植樹祭」「全国海づくり大会」「ねんりんピック」などの式典音楽を担当。
オーケストラ吹奏楽、合唱、舞台音楽、映像音楽など、ジャンルを越えた作品は世界中で演奏、出版されている。
教育現場に関わる特別授業、講演、指導なども多い。
東京と石川に拠点を置き活動中。
かがやき音楽団主宰。http://hirotakekitakata.com
■常味裕司 Yuji Tsunemi(ウード) 東京都出身。
スーダンのウード奏者ハムザ・エル=ディン氏のもとで演奏法を学び、 1989年よりチュニジアへ渡りアラブ世界を代表するウード奏者故アリ・スリティ氏に師事。
2006年春エジプト・カイロ、オペラハウスにて現地ミュージシャンと共にコンサート開催、2006年末「サハラ・フェスティバル」に参加。
2007年放送のNHKスペシャル【新シルクロード第2部】の音楽、録音にも携わる。
■錦田知子 Tomoko Nishikida(ヴィオラ) 大阪府出身。
東京藝術大学卒業。学生音楽コンクール中学、高校の部で西日本大会入賞。
2007年まで新日本フィルハーモニー交響楽団契約団員を勤める。
室内楽、オーケストラ、ミュージカルなど、フリー奏者として活動中。
ヴァイオリンを浦川宜也氏に師事ヴィオラを兎束俊之氏に師事。
S.N.G(作曲家酒井義久のオリジナル曲等を中心にした合奏団)メンバー。
■松本泰子 Taiko Matsumoto(ヴォーカル) 埼玉県出身。
ジャズヴォーカルを伊藤君子氏に師事。
1986年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。
2003年、パーカッションの和田啓、ソプラノサックスの塩谷博之、マリンバの小松玲子らと「soh la(そら)」を結成し、2005年春、初CDをリリース。
2002、04、09年には、欧州にてボイスパフォーマンスを披露。
高い評価を得る。現在はジャンルにとらわれず、日本の童歌・民謡をはじめアラブ古典、オリジナル等も手掛ける。